店舗デザイン基礎知識|内装デザインは何処にお金を掛けるべきか

基礎知識

 

皆様こんにちは!

店舗デザイン設計会社のマティータです。

今回はお店を作るのにあたり、内装デザインは何処へお金を掛けるべきなのかというお話しをしたいと思います。

「バッチリ集客できる立地なので初期投資は気にせず掛けられる」

どいう場所なら良いのですが

「この場所はどうだろう・・・売れるかな・・・」

という場所だと初期投資はなるべく抑えたいはずです。

この場合内装デザインにおいて”何処にお金をかけて、何処を我慢すべきなのか”を、知っておく事がとても大事になってきます。

今回はそのポイントと判断基準をお伝えしますので是非覚えておいてください。

■目次■

1_お金を掛ける場所を教えます

2_判断するには客観的視点が重要です

3_どうしようか迷った時はやめましょう

4_まとめ

1_お金を掛ける場所を教えます

まず始めに何処にお金を掛けるべきかのお話です。

実はこれは簡単です。お金を掛ける場所は

魅せたい場所と触れる場所

ここはお店作りにおいて最重要ポイントで最もお金をかけた方が良い場所です。

<具体例>

・魅せたい場所→入店時最初に見える壁、人を惹きつけたい場所など

・触れる場所→入口に一番近い陳列テーブル、おすすめ商品用の台、飲食店の椅子・テーブルなど

一例としてはこんな感じでしょうか。

やはり重要なのはお客様に与える印象です。お客様を惹きつけたければデザイン演出が必要ですし、購買意欲を高めさせるにはしっかりとした魅せ方でアピールするのが大切です。せっかく美味しいものを食べていても座り心地が悪く、汚いテーブルだと台無しです。

ですのでお客様の印象を操作する「場所」はしっかりとデザインや演出をするようにしましょう。

2_判断するには客観的視点が重要です

続いてのお話はお金を掛ける場所はわかったけど、どうやって判断をしていくかというお話です。

これについて一番重要なポイントがこちら!

オーナー目線ではなく、来店客目線での判断

自分のお店を持つなんてことは夢のようなお話です。その夢が実現しようとしているオーナー様は自分で思っている以上に色々な目線でお店を見て、非常に細かい部分にまで目が行き気になっています。これは良いことなのですが、上記のデザインポイントを判断する際にはこれが邪魔になってしまうことがあります。

言い方を変えると

来店されるお客様が気にしないような場所までも気になってしまっている

という事です。こうなってしまうと何処も彼処もデザインしたくなってしまいます。ですので純粋に来店されるお客様の目線に一旦置き換えて

「本当にお客様の目に入るのか?お客様が気にする場所なのか?」

を見ていければ、おのずとお金を掛ける場所なのかどうかが判断できるかと思いますので、是非心掛けてみてください。

3_どうしようか迷った時はやめましょう

そして最後はいよいよ最終判断です。どうやって判断するかの考え方はわかったにせよ、やはり最終決定時には迷います。これは当然の事です。

そんな時の結論の出し方をお話ししたいと思います。それはこちら!

迷ったら安い方に決める

これを推奨いたします。オープン時のお店は「一時的完成型」であって「最終完成型」ではありません。日々進化させていくべきです。ですので迷った時は安い方で実施し、売上げが上がって利益が出た段階で改装するというのが理想です。定休日に工事するだけでお店は充分に進化できますのでこれを頭に入れて最終決定をしてください。

4_まとめ

最後はまとめです。

・魅せたい場所、触れる場所にお金を掛ける

・客観的視点を忘れない。

・迷ったら一旦我慢

お店というのは何年も何年も続きます。そして先述しましたが、お店は日々進化させるべきですし、これは経営が成功している証でもあります。

お店の一番良くない例としては、壁紙が剥がれている、テーブルがガタガタだなど

投資回収が出来ずに改装費用が無い

という状態です。この状態はとてもつらいものがあります。ですので

「お店は日々進化させていく」

この言葉を頭にしっかりと叩き込んでお店作り、投資計画を進めてください。これで絶対にうまくいきます!

是非参考にしてみてください。

以上です。

最後までお付き合い頂きありがとうございます